もりもりです。
テレビでは、遠く離れた放送局から送信された電波で、瞬時に映像を見ることができるのです。
それが当たり前になっていて、どうしてって考えたことはないと思います。
しかし、不思議だと思いませんか?
どうやって映像を送り、受信するのか?
そして、テレビの歴史について調べてみました。
最後まで読んでくださいね。
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映像を送るしくみ
テレビジョンは、動いている光景や画像を、「電気信号」に変えて時間の遅れなく、
遠くまで送ることができます。
この画像を送るしくみは、放映する絵をジグソーパズルのように細かな断片に分割します。
それを電気信号に変えて、電波に乗せて送るのです。
たとえば、ここに花があるとします。
テレビカメラで撮影した花の写真は、525本の線に分割されます。
そして分割された1本1本を連続した点の明るさに変え、電気信号に変えて電波に
乗せて送り出します。
この分割された線を「走査線(そうさせん)」といいます。
つまり、花の写真は525本の走査線によって分割され、この線を上から下へ順に送りだすのです。
花の写真を分割した走査線が電波として、送り出されるスピードは、525本の線を上から下へ順に送る作業を、「1秒間に30回」繰り返すほどの速度です。
映像を受けるしくみ
ほとんど毎日、目にしているテレビのことを、テレビジョン受像機(じゅぞうき)といいます。
屋根の上や屋内に設置されているアンテナで、放送局が送り出した画像の電気信号(電波)をキャッチして増幅(ぞうふく)します。
増幅された電波が、テレビのブラウン管に送られると、走査線を1本ずつ元の明暗(めいあん)の変化にもどすことで、画像としてテレビに映し出されるのです。
カラーテレビジョンは、ブラウン管が、赤、青、緑の3原色を組み合わせて発色(はっしょく)するしくみになっています。
放送局では、画像を電波に乗せるときに、音声もいっしょに信号化して送っているので、画像と同時に音声も聞くことができるのです。
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テレビは広範囲の分野で利用されている
画像と音声を送信・受信できるテレビジョンは、すごく便利なものです。
放送以外にも研究用、産業用、医学用、教育用など、各種の分野における情報の伝達手段として広く利用されています。
たとえば、人の目で見ることができない、発電所におけるダムやボイラーの燃焼の監視、医学におけるX線や診察、手術の公開、工場や道路交通などの集中監視装置、
鉄道の駅の安全確認用など、数えあげればきりがないです。
テレビの歴史
日本のテレビ放送は、1939年に実験放送が開始され、1953年に正式放送がはじまります。
その後、急速な発達をとげ、統計によれば放送開始後10年間に放送局は200局を超えNHKの受信契約者は100万人を超えています。
この間、日本電子電話公社(現在のNTT)によるマイクロ波テレビ中継網の設置、
NHKおよび民間放送会社による移動中継技術が完成。
一方、通信衛星を用いて日米間の初中継に成功。
このときの放送が、たまたまケネディ大統領暗殺事件の報道となった。
現在では、国際商業通信衛星機構(インテルサット)の運営するインテルサット4号系衛星が、国際間のテレビ中継の主役となっています。
まとめ
なにげに見て入るテレビですが、よく考えるとなぜ、瞬時に映像や音声が見れるのか不思議ですよね。
そのしくみについて記事にしてみました。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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