もりもりの歴史と人物

歴史と人物をお教えしますね。

ラジオ体操の起源と健康効果は?真のねらいは姿勢変換能力にあった!

f:id:naosikiko:20220313153638j:plain

もりもりです。

ラジオ体操が、健康やダイエットに効果があるということで、ブームになったことがありましたね。

今はどうか知らないけど、小学校では朝礼の前に必ずラジオ体操をしていました。

ラジオ体操の音楽を聞けば懐かしく思うときもありますね。

現在も健康のために、年配の方は実践されているみたいですね。

・ラジオ体操の起源
・ラジオ体操の効果
・真のねらいは姿勢変換能力
・筋芽細胞が脂肪になるのを防いでくれる

スポンサーリンク

 

ラジオ体操の起源

日本でラジオ体操が始まったのは昭和3年11月ごろです。

旧ラジオ体操第一が東京中央放送局(現NHK)の電波を通じて始まったといわれています。

当時、ラジオの聴取契約は約56万世帯だったそうです。

・ラジオ体操第一が昭和26年

・ラジオ体操第二が昭和27年です。

「いつでも」「どこでも」「だれでもできる」をめざして何度も改訂が加えられ現在のラジオ体操になりました。

ラジオ体操の歴史はすでに80年を超えているそうです。

ラジオ体操で鍛えられるのは、体力的な能力だけではないです。

ラジオ体操のテスト結果があります。

ラジオ体操の効果

ラジオ体操を長く続けている体操愛好グループのメンバー54人に協力してもらい、よく行われる体力測定のなかから「平衡感覚」「柔軟性」「筋力(握力)」のテストを行ったった結果。

メンバーの多くは、ラジオ体操を継続して行っているので、好成績が期待されたのですが、同世代の平均とほぼ同じだったそうです。

なかには40年間、体操を続けてきた人もいたにもかかわらず、体力テストの結果が人並みということは、ラジオ体操には効果がなかったということになります。

 

真のねらいは姿勢変換能力

NHKのテレビ体操・ラジオ体操の体操指導で活躍する方の話によると、ラジオ体操では体力的な効果は、ほとんど得ることができず、筋力を鍛えたり、柔軟性を大きく高めることはできないそうです。

つまり、ラジオ体操の真のねらいは〝姿勢変換能力〟にあったのです。

ラジオ体操は、脳にさまざまな動きを記憶させ、生きるための機能の維持に役立ちます。

体力テストでは高い成績とはいえなかったラジオ体操愛好グループのメンバーだが、もうひとつのテストでは全員が高い能力を発揮します。

それは〝姿勢変換能力〟テストで、寝た状態から立ち上がり、体を反転させて。椅子に座るというように姿勢をすばやく変える能力を判断するものです。

姿勢変換能力が高いと、つまずいてもすぐにバランスをとり、転倒を防ぐ可能性が高くなります。

つまり、不測の事態対応できる能力なのです。

ラジオ体操には日常生活ではしない姿勢や動きがあり、これを継続して行うと脳内に蓄積される動き方のカードを増やすことができます。

「動きのカード」とは運動領野に蓄積されている「体の動きのプログラム」のことで、種類が多いほど、不意に起きる危険に、とっさに対応できるようになると考えられています。

筋芽細胞が脂肪になるのを防いでくれる

ふだん使わない部分を伸縮し、筋肉の霜降り化を防ぐことは大事です。
年齢を重ねることによる避けられない変化に筋肉の衰えがあります。

その原因のひとつとなっているのが、筋肉の中に増える脂肪です。

太ももの筋肉の断面のMRI画像でも、若者の筋肉は全体が黒いのに対し、高齢者は白い点が散っているように見えます。

高齢者の筋肉内の脂肪は、実は筋肉細胞になるはずだった、筋芽細胞(きんがさいぼう)が、脂肪細胞に変化したものです。

いわば筋肉の〝霜降り化〟が起きるのです。

原因はまだ分かっていませんが、最新の研究で筋肉細胞を伸ばしたり縮めたりするだけで、筋芽細胞が脂肪になるのをある程度、防ぐことが分かっています。

まだ研究段階ではありますが、筋トレのような短い運動を続けるのが難しい人でも、気軽にできるラジオ体操で筋肉の霜降り化を防ぐことができると考えられています。

筋芽細胞(きんがさいぼう)とは筋線維の由来となる細胞のことです。

単核の細胞であり、この細胞が多数融合して合胞体を形成したものが筋線維です。

筋線維の細胞質は筋形質と呼ばれ、大部分が筋細線維で占められています。

筋芽細胞は筋繊維の大元となる単核の細胞で、これらが融合することで、多核の筋管細胞となります。

スポンサーリンク

 

最後に

筋力や体力をつけることは必要でしょうが、高齢になっても健康を保つ秘訣は、ラジオ体操にあるということですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。