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真珠湾攻撃による被害と死者数!きっかけとなった「ABCD包囲網」とは?

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もりもりです。

太平洋戦争は、私たち日本人にとっては、いつまでも忘れることのできない戦争です。

いかなる理由があったにせよ、戦争は悲惨な結末しかありません。

なのに世界ではいまだに戦争があります。

人はなぜ過去から学ぶことができないのでしょうか?

真実はどうあれ、太平洋戦争のきっかけともいわれる、真珠湾攻撃についてふりかえってみましょう。

・真珠湾攻撃とは

・真珠湾攻撃の被害と死者数

・「ABCD包囲網」とは

・海外の反応

についてお話します。

最後まで読んでくださいね。

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真珠湾攻撃とは

日本時間で、1941年(昭和16年)12月8日未明、現地時間(ハワイ) 12月7日日曜日午前7時55分、日本は「アメリカ合衆国ハワイ州の真珠湾軍港(パールハーバー)」へ奇襲攻撃をかけます。

 

当時の日本側呼称はハワイ海戦(布哇海戦)。

 

この攻撃が宣戦布告となり、多くの国民が被害者となった、第2次世界大戦(日本にとってはアジア太平洋戦争)がはじまったのです。

 

真珠湾攻撃の被害と死者数

1941年11月26日

千島列島の単冠湾(ひとかっぷわん)から出撃した、日本海軍の6隻の航空母艦、『赤城』『加賀』『飛竜』『蒼竜』『翔鶴』『瑞鶴』のを中心とする、戦艦 2隻,重巡洋艦 2隻,軽巡洋艦 1隻,駆逐艦 9隻,補給艦からなる機動部隊がハワイ近くまで進出。

 

1941年12月7日日曜日、午前7時55分

現地時間(ハワイ) 12月7日日曜日午前7時55分から 2回にわたって 、「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」から発艦した350機(第一次発進部隊183機、第二次発進部隊167機)の攻撃隊は、アメリカ太平洋艦隊の本拠地、ハワイ・オアフ島の真珠湾を奇襲、わずか2時間たらずの攻撃で米艦隊と航空部隊を壊滅させます。

 

アメリカ側の被害

アメリカ側は、戦艦 8隻のうち 3隻が沈み、1隻が横転、軽巡洋艦 3隻、駆逐艦 3隻、その他の艦艇が沈没あるいは大破し、300機を超える飛行機が破壊あるいは損傷、死者・行方不明者は2400名以上、負傷者1300名以上をかぞえた。

 

日本側の被害

真珠湾攻撃に参加した日本側の飛行機搭乗員は765名(途中、故障で引き返した3機や機動部隊上空哨戒、および予備員の人数はふくまず)。

 日本側の損失は飛行機29機と特殊潜航艇5隻、戦死者は64名(うち飛行機搭乗員55名)だった。 

 

フランクリン・D.ルーズベルト大統領、宣戦布告

12月9日(アメリカ時間 8日)、ルーズベルト大統領、議会で宣戦演説

日本機動部隊の指揮官は南雲忠一中将。

日本のアメリカに対する最後通牒は、攻撃が終わったのちにワシントンD.C.で野村吉三郎駐アメリカ大使によってコーデル・ハル国務長官に手交された。

12月9日(アメリカ時間 8日)、フランクリン・D.ルーズベルト大統領は議会で「汚辱の日として忘れられることがない 12月7日」と宣戦演説を行なった。

 

 

真珠湾の「大戦果」は、日本の開戦通告が攻撃開始時刻に間に合わなかったことから、「だまし討ち」と喧伝され、かえってアメリカの世論をひとつにまとめる結果となってしまった。

「リメンバー・パールハーバー」のスローガンのもと、一丸となったアメリカ軍はその後、驚異的な立ち直りを見せて反撃に転じ、3年9ヵ月におよんだ戦いの結果は、日本の主要都市焼尽、降伏という形で終わる。

 

第2次世界大戦による日本人死者数

1977年に厚生省が明らかにした数字では、「軍人・軍属・准軍属」の戦没者230万人、 外地での戦没、一般邦人30万人、内地での戦災死者50万人、計310万人となっています。

 

 なぜ、アメリカと戦争をしたのか?

 そのきっかけは、「ABCD包囲網」だった。

 

アメリカとの戦争のきっかけなった「ABCD包囲網」

真実はわからないですが、 戦争のきっかけは、「ABCD包囲網」だったといわれています。

 

「ABCD包囲網」とは、1930年代から1940年代初頭にかけて、日本に対しておこなわれた経済制裁または経済封鎖のことをいいます。

アメリカ合衆国(America)、イギリス(Britain)、中国(China)、オランダ(Dutch)の4ヶ国の頭文字からこの名前がつけられました。

 

経済制裁や経済封鎖という行為は、1803年から始まった「ナポレオン戦争」の頃に確立され、21世紀の現在でも使われている手法です。

 

第一次世界大戦後に設立された国際連盟の規約でも、「軍事力を用いない平和構築の手段」として、集団的な経済制裁をおこなうことが認められています。

「ABCD包囲網」が用いられた要因は、日本と中国の紛争です。

 

1931年9月18日に「満州事変」が起こり、国際連盟は日中間の紛争に介入することを決定。
イギリスのヴィクター・ブルワー=リットンを団長とする「リットン調査団」を派遣します。

彼らの調査結果は、「満州事変」のきっかけとなった「柳条湖事件」における日本軍の活動は自衛とは認められず、満州国の独立は自発的なものとはいえない、しかし満州事変以前の状態に戻すことは現実的ではないと、日本の主張も中国の主張も否定するものでした。
そのため中国が要求した経済制裁は、流れることになります。

 

しかし、1937年の「盧溝橋事件」をきっかけに「日中戦争」が勃発すると、日本が中国に無差別爆撃したことを非難する「対日非難決議案」が全会一致で可決。

 

さらに1938年には、国際連盟に加盟する国の判断にもとづき、対日経済制裁をすることができると理事会で判断されました。

 

また孤立主義ゆえに国際連盟に参加していなかったアメリカは、日中間の紛争に対しても距離をとっていましたが、フランクリン・ルーズベルト大統領は「盧溝橋事件」以降、日本の勢力拡大に対処する必要性を訴えるようになります。

 

さらに、1940年から日本がフランス領インドシナへの進駐を開始すると、ついにアメリカも経済制裁に加わり、「ABCD包囲網」が完成したのです。

 

真珠湾攻撃への海外のおもな反応

・俺は日本軍がこの攻撃を行ったことを尊敬してるよ。

・なぜ日本が核攻撃をされることになったか?  全てはこれが原因なんだけどな。

・真珠湾攻撃で犠牲になったのはほとんどが軍人だ! しかし広島と長崎で犠牲となったのはほとんどが何の罪もない一般人だった!

・私は正直この日本の奇襲攻撃に関してはよくぞやってくれたと思ってるよ。 これのおかげでアメリカは戦争に参戦出来たんだからね。 そうでなければアメリカは参戦せず、ソ連は最終的にドイツに敗北してただろう。

・日本軍は1941年の時点で世界で最も先進的と言える空母艦隊を持ってたからな。 日本海軍はこの当時、世界最大規模の大型空母艦隊を所持してたんだよ。 そもそも大規模空母艦隊での攻撃と言うこのアイデアも日本海軍のものだからね。

・この戦争で日本は自らに災いを降らせたようなものだと思ってる。
勝つことが無理なのにムチャして痛い代価を払ったとしか言えないね。
彼らがアジアと太平洋を支配できると信じたことが最大の失敗だったんだ。
そしてそういう運命でもあったに違いない。

・重要な事実は最初に引き金を引いたのは日本ってことだ。

・真珠湾攻撃の理由はアメリカを恐れていたってのもあるだろう、もし戦争が勃発すれば日本は間違いなくターゲットになるってのがあったから。
どっちにしろ戦争になるなら少しでも有利に運ぼうとするものだ。

・真珠湾攻撃はそもそもアメリカが誘ってた部分もある。それなのに最初に仕掛けた日本が全面的に悪いってのはどうなのよ?

・どうやって自国を攻撃するように誘ったって言うんだ?

・ABCD包囲網やって石油や鉄の供給の停止とかその他色々。

・いや~そいつは悪かったね。
でも君達がアジアであれ以上戦争できないようにしただけなんだけどね。

・なんで日本が真珠湾攻撃をしたのかの経緯を詳しく知りたいんだけど!
今までいくつかのドキュメンタリーとか歴史の本を読んだけどなんで真珠湾攻撃をしたのかがよく分からないんだよね。
ただ単にアレは日本が悪いじゃちょっと納得出来ない。
だってなんの理由もなく他国を攻撃するなんて普通はありえないでしょ?

・日本が中国で戦争してて中々やめないから色んな物を禁輸したんだよ。
その一つに油があったんだけど日本はこれやられちゃうと致命的だったんだ。
油の大部分をアメリカから買ってたから。
そしてアメリカの太平洋への拡大政策など様々な事情もあり日本にとってアメリカは最大の脅威国となってた。 ちなみに真珠湾攻撃はアメリカが誘ったってのはある意味本当だと思うよ。そしてこれをWW2に参戦する理由付けにしたって訳だ。
アメリカ国民達にはあくまで防衛のために戦争に参戦するんだって名目でね。

  ・油、鉄を禁輸したのは日本の軍拡への対抗の面もあった。
まぁ日本からしてみれば、ことあるごとに干渉してくるアメリカが相当ウザかったに違いないな。 その結果が真珠湾攻撃だな。
あそこを潰せば太平洋でだいぶ自由な行動も取れるしな。

・てかあの当時の日本はマジで超攻撃的だったよなw

・いかなる理由があろうといきなり殴りかかって来たんだから(真珠湾攻撃)そっちが悪いんだよ。

・アメリカは当時戦争をしてなかったし特に興味もなかったんだよ。

・いやアメリカはどちらにせよ戦争に参入しただろうよ。ドイツ軍の猛攻でイギリスまで落とされちゃったら堪らないからさ。

・真珠湾を忘れろだって?自分が何言ってるか理解している?もし祖父たちの犠牲がなければ、今頃ドイツ語を喋ってただろう。絶対忘れるな!!!

・これらの写真はアメリカや同盟国に対する新しい戦争や攻撃の「警告」として思い出されるべきだ。 異常な軍事力の拡張、公然とした攻撃性、指導者による脅迫…。これらのサインは第2次大戦前にも見られたが無視された。…そんな国が今あるよな。

・日本は負けるとは思わないで戦争を始めた。アメリカは勝てるとは思っていなかった。今日ではアメリカは無頓着に戦争を始めるが、日本がそうであったように、うぬぼれすぎてはいないだろうか。

・日本は軍事施設を攻撃して戦争を始めた。我々は民間都市を爆撃することによって戦争を終わらせた。
退役軍人だが、そのことを誇りに思うことは決してない。

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最後に

戦争は、どちらかが降伏しない限り、泥沼化してしまう。

真珠湾攻撃によって日本は多くの犠牲者を出すことになってしまった。

二度と戦争はしないでほしい。

最後まで読んでくれてありがとございました。